守るものが一切無いからこそ、剥きだしであるからこそ気づくことができる。アウェアネス、気づく。気づけば、己の偽りは剥ぎ取られ、世界はありのままの姿を見せる。美しいものと、醜いもの。人間はどれも醜い。物質の影に呪われているために。集団的催眠、多くの者は、偽りの中にまだ生きている。さまようだけの影のように。そんな嘘から目を覚ませば、体の軸から円が溢れる。
堕落してこそ、苦悩してこそ、悪人であればこそ救われる。善良な市民とは違い捨て身であるから。善人は一生、救われることが無い。守るものが多すぎるから。
一個でもあれば呪われる。